受身とか

普通、柔道や合気道の稽古は畳の上で行われています。
受身をとるときに畳を手のひらで叩く羽打ち*1をすることが多いです。
確かに投げられたときの衝撃を分散させる手段として羽打ちは優れているのですが、地面の状態によっては手を傷めることになります。


普段生活している場所について考えて見ましょう。
足元がアスファルトや板の間であることが多いと思います。
このような場所で羽打ちをするとかなり手が痛いです。
羽打ちをしない場合でも体に加わる衝撃を緩和するには体が地面につくよりも先に手をつく必要があります。
手をつくという表現だと肩に衝撃がいきそうでなんとなく正確じゃない気がします。
むしろ、手で勢いを殺すという感じでしょうか。
羽打ちをしない受身の場合だと音がほとんどしないはずです。
音がする場合は衝撃を完全に殺せてません。


たまには板の間やアスファルトの上で投げてもらって受身を取るのも稽古になっていいかもしれません。
私がはじめてやったときは2,3回やっただけで腕とか背中が悲鳴をあげました。
畳の上ならいくら投げられてもたいしたダメージになりませんが、地面が固い場所だとすぐ致命傷になります。

*1:大概、大きな音が出ます。