四股

他の合気道の流派の人はどのような鍛錬をしているのか私は良く知らないのですが、うちの流派ではよく四股を踏みます。
相撲取りが踏むあれです。
なぜかというと、四股を踏むことによってしっかりとした下半身と腹を作ることができるからです。
普通、人は投げをうつとき、腕で投げようとしてしまい、上体が浮き上がることがよくあります。
それはしっかりとした下半身ができていないからでして、地面から得られる力を十分に使えていないからです。
当身をする場合でも地面から得られる力がないと軽い当身になってしまいます。
下半身ができてくると相手が吹っ飛ぶ、重い当身が出せるようになります。
また、体の大きな相手がぶつかってきても耐えられるようになります。


注意する点は
・腰は膝と同じ位置まで落とす。
・背筋は伸ばす。
・手は膝に添えるのみ。
です。


稽古に入る前に百回程度四股を踏むと大分腹ができてきます。
もっとも初心者は十回も踏めれば良いほうです。