武術における無意識の大切さ

武術、武道で用いられる技はほとんど基礎的な動きの要素に分解できます。
それら個々の動きは術理に基づいた最適解がおそらく存在します。



先達の言葉

WW2CQCの創始者、ウィリアム・フェアバーン

「すべての動作を本能的に自動的にできるようになるまでみずからを格闘のエキスパートと見做してはいけない」

と語っています。from CQCResearch


合気道の開祖、植芝盛平先生も

合気道で大切なのは稽古した技を忘れることだ」

という言葉を残しています。
これらのことから、技というものは意識して身体を動かして行うものではなく、状況に対して無意識のうちに使えなくてはいけないということが言えると思います。

手続き記憶

無意識で動けるようになるまでには技を手続き記憶として記憶しなくてはいけません。
手続き記憶 - Wikipedia


この記憶を得るためには同じ動作を何回も繰り返すしかありません。
稽古に近道はないようです。
やはり、前提となるのは絶対的な稽古量ですね。


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