体使い

抜刀は腕よりもむしろ背中や肩甲骨そして腹を使います。
腕で引いて抜いているうちはなかなかうまくできません。
上半身は肩を開いて肩甲骨を後ろに閉じる動きが主になってゆきます。
けっこう肩甲骨の操作が全体の動きに効いてきます。
腰にさした刀を抜くことはそれだけで制限の多い動きです。
その制限の中で体全体を最大限に使ってゆくのが抜刀なのでしょう。