整合

http://plaza.rakuten.co.jp/ippukuan/diary/200511020000/
一樂庵さんが演武に関して書かれていたので私見を書こうと思います。
身内の中での稽古ならば普段と同じでよいのですが、一般の方々がご覧になる演武会では分かりやすさや派手さを重視することが良くあります。
私はそんなこともあってあまり演武は好きでないのですが、演武しないとはじめる人がいなくなり、存続ができないというジレンマが確かにあります。


そんな部分もあるのですが、その一方で普段の稽古に役立つこともあります。
演武会はそれなりの人数の人たちの前で技を見せるわけで緊張します。
この緊張とどう付き合うかというのも一つの稽古になるわけです。
(よく腹に息を落とし、肩の力を抜くように意識したりします。)
また、私は演武の途中で失敗しそうになったときにとっさに別の技に変化して切り抜けたことが何度もあります。
失敗しそうにならない演武はいままでに1,2回しかないです。
こういうとっさの判断を養うのにも演武は役立つと思います。


どちらにしても演武は普段の稽古があってこそですね。
普段の稽古が上達すれば演武も上達しますが、演武が上達しても普段の稽古も上達するとは思えません。