おんぼろ顕微鏡

電子顕微鏡様が逝ってしまわれました。
来週の月曜になるまで修理完了できないみたいです。
やはり中古なのがいけないのでしょうか?
なんか性能がピーキーなんですよね。


余談ですが、この電子顕微鏡は左手でスティック倒し、試料を乗せたステージを移動させます。
右手は各種スイッチ及びトグルなどの操作に使います。
やはり、観察機器でも左スティック、右ボタンの原則があるのでしょうか?
普段からスティックでSTGしてるので試料の細かい操作ができます。
特に高倍率*1になると少し倒しただけでも試料がかなり動くのでチョン避けの要領で操作してます。
電子顕微鏡はいろいろ種類がありますが、うちで使っているのはSEMっていうやつです。
走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope)の略です。
こいつの特徴として試料の表面を電気が通れるようにしてやらないと見ることができないんですよ。
なので毎回、何かを見るときにはオスミウムっていう元素で表面をコーティングします。
ちなみにこのオスミウムは例の母親殺害未遂事件で使われたタリウムと同じ周期にありまして、毒性があります。(同じ周期にあるから毒性があるというわけではないです。)
使うときは吸わないように注意します。


そんなこんなで研究が進みません。
とにかく来週になれば何とかなると思うので今はその準備でもしてますかね。

*1:だいたい一万から四万倍くらい。