気になる海外の武術


どの武術も現代戦闘に対応していることが非常に興味深いです。
日本の武術は社会変化に対して競技化路線をたどることで生き残ってきたわけですが、日常生活の中での実用的側面にもっと注目した方が良いと感じます。
数年の熟練を要する訓練とは別に習ったその日にすぐ役立つ訓練も初期の段階で行う必要があるということです。
具体的には道場からの帰りに襲われても、すぐに習ったことが使えるようにすることになります。
「護身」であるならばそのレベルの意識を持つ必要があるはずです。


武術は「研いで鞘にしまっておく刀」であるという考え方もあります。
しかし、私は「切れ味はそこそこだけれどもいつでも使える肥後の守」の方が重要だと考えます。
はじめは切れ味よりも使えるか使えないかを重視すべきです。
切れ味は研いでゆくうちにいずれ追いつくはずです。