「秒速5センチメートル」感想
- 出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム
- 発売日: 2007/07/19
- メディア: DVD
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それぞれの話は時系列に沿っていて、主人公である遠野貴樹を中心に語られます。
「桜花抄」
電車でヒロインに会いに行く話。
なんてことはない風景ですが、登場人物それぞれの思いが加わることにより、それが特別なものになることが分かります。
表現が大げさに見えますが、そんなことは決してないです。
私としては北関東のあの辺の路線はわりと実感がありました。
特に東京から北へ下ってゆくと大宮を過ぎたあたりから極端に車中の人が減ってゆくんですよね。
でも、ちょうど雪に当たるとはかなりついてないですね。
一年に一度降るか降らないか程度のはずなのに。
だから、降ってしまうと交通機関は麻痺しまくるんですけどね。北関東なめんな。
「コスモナウト」
報われない片思い。
”やさしくしないで”というセリフはわりと心にきました。
迷ってばかりでも進まにゃならんとそういうことです。
「桜花抄」がわりと重かったので間に挟むにはちょうど良い軽さだった気がします。
新海誠って弓道好きみたいですね。
思いのほか引き方がさまになっていたので良い印象です。
(少なくとも暴れん坊将軍よりはうまいです。あの将軍様はおくり離れですから。)
「秒速5センチメートル」
そして、結局は別々の方へ。
千の言葉、万の言葉を交わしても気持ちは伝わらないものなのでしょうか。
二人が離れていたために昔のままの関係性で現実が追いついてこなかったのでしょうか。
まだ、ちょっと消化不良です。