演武は自己表現

昨日、一週間ぶりに稽古に行きました。


二週間後に演武会があるそうで後輩に技を見てくれと頼まれました。
で、「横面からの四方投げは転換する場合としない場合がありますが、演武でやるならどっちがいいですか?」と質問されたのですよ。


場合に依るとしか答えようがないので、「どんな演武にしたいの?」と聞き返したわけですよ。
「今まで動きが硬いと言われていたので、滑らかな演武にしたいです。」という返事。


ちょっとまて!!
今まで硬い硬いと言われてきたのに二週間程度で直ると思っているのか!?
あと、動きの柔らかさは普段の稽古で身につけるものであって、演武の練習じゃよけいに難しいじゃないかと。


「じゃ、滑らかな動きにするために二週間でどういう計画を立てている?」
「はい、一週間である程度合わせられるようにして、次の一週間で完成させていきます。」
それは計画じゃなくて目標ではないかと思うのですが・・・。


何をしたいのかまったく見えてこないです。
これは主体性の問題なんでしょうか・・・。
演武っていうのは自己表現なんですから、何を表現したいかが明確である必要があります。
その中で全体の流れが自然になるように稽古で調整してゆくべきです。
何を見せたいか、自分が何を出来るかをはっきりさせなければ、ただ技を繋げただけになってしまいますよ。



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