抜くわけです

抜刀は剣術をする上でも体術をする上でも稽古になります。
そもそも、抜けるようになるまで早くても半年はゆうにかかります。
体を最大限に使うということができなくては抜くこと自体ままならないです。
ましてや抜きつけに刃筋を立てて斬るなどということはほとんど不可能に近いです。


不可能な前提を理解した上で注目すべき部分は体術と剣術です。
体術の動きと剣術の動きを学んだ上でその理合を導入してやれば回答が見えてきます。
逆に言えば体術と剣術がある程度までできていないと抜刀は使えてきません。


と、いままでの経験から思うのですがどうでしょうか?
後輩見てて抜けてないのでちょっと考えてしまいました。
いや、私もあの頃はできてなかったので当たり前といえば当たり前ですが。
それから師範やたくさんの先輩に突撃していって教えていただいて今の形になったのですけどね。
抜刀が下手だと鞘が削れたり割れたりしてかわいそうですよ。


刀の抜刀ができるようになれば、ナイフのファストドローは余裕だと思うのですが。