誘いあい

三月のはじめに師範が杖をなさっていた様子を思い出して気づくことがありました。
誘い*1が下手だと合わせられるということです。
誘う動きに相手が反応して、先に対策をとられてしまうというわけです。


なにも素早く誘えという意味ではなくて、間というか拍子を作るなという意味です。
初動無しの誘いでなくてはいけないわけです。
一般的に言うと無拍子の誘いということになるんでしょうか。


でも、これができたら誘うまでもなく、好きなときに反応もさせずに撃ちこめてしまいますね。
そういう意味では誘いは自分と同程度の実力を持った相手ぐらいにしか使わないのではとか考えてしまいました。
でも、直で攻撃するよりは誘いをかませた方が確実なことに気づいたので、納得しました。
なにはともあれ下手な誘いはやらない方がマシかもです。

*1:相手に「ほれほれ、攻撃して来い。」とちょっかい出すこと。相手は乗っても乗らなくても負け。虚実一体だから。