id:Fuyuzakiさんの日題を見て

クドリャフカのことは動物を実験に使っている人間にとって傍ら痛い話です。
私も直接は手を下したことはないのですが、実験で試料を取るためにウサやピヨの解体を何度もしてますので、複雑な気持ちです。


以下は衝撃の事実が明かされたり明かされなかったりするので読む勇気のある人だけどうぞ。
決まりごとというわけではないのですが、習慣みたいなものがあります。
ウサは試料にする日の前日に運ばれてくるのですが、決行まで餌をやってはいけないことになってます。
なぜかというと情が移るからでして、前日から試料扱いしておくわけです。
確かクドリャフカは厳しい訓練を通過して飛ばされることになったそうですが、やはり訓練を施した人は相当辛かっただろうと思います。(教え子を殺すわけで・・・)


さて、ヒヨコの解体を始めてしたときはさすがに罪悪感がけっこうありました。
しかし、回数をこなすうちに料理するときのように機械的に作業できるようになってしまいました。
おそらく、心の中ではどうせ殺されるのだから有効に利用している分マシと正当化してるんですよね。
送られてくるヒヨコはすべて雄です。
養鶏場では卵を産まない鶏は要りません。
つまり、雄のヒヨコは生まれてきてすぐに処分されます。
ときどき、そのヒヨコたちを見て、


「こいつら、なんのために生まれてきたんだろう・・・。」


って思うことがあります。
そして、自分はこいつらの犠牲を無駄にしないために研究に励まなくてはいけないのだろうと思うのですよ。