2006-02-07 音無の構 戯言 武術 大菩薩峠〈1〉posted with amazlet on 06.02.07中里 介山 筑摩書房 (1995/12)売り上げランキング: 129,410おすすめ度の平均: とめどもなく舞台は進む 全20巻の未完の大作小説です。 古い時代小説ではない!Amazon.co.jp で詳細を見る国井善弥先生が中里氏に剣術表現の指導をされたらしい。 少し気になるのですが、全二十巻もあるのですべて読むのはそれなりにしんどそうです。 音無の構というのは無構のことで剣の切っ先を下げ、腕を楽にする構です。 現代剣道では正眼の構が主に用いられているようです。 それと比較すると、この無構はことさら無防備なように見えますが、それは最初から防御という考えがないからです。 相手に斬り損じさせ、自分は常に攻撃を行うという考えです。 一説では眠狂四郎が使う円月殺法のモデルになったという話もあります。