右利き、左利き議論について

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まぁ、現代においては右利きも左利きもそれほど違いがないんですけどね。
昔は武器や農具なども右利きが使いやすいように作られていたので、右利きに矯正されるということもよくあったそうですね。



弓の場合

私が弓道をやっていた頃、左利きの人が矯正されているのを見たことがあります。
和弓は道具や建物自体が右利きで使うのを前提とされています。
射場に並ぶとき、左右が逆になると上座に尻を向けることになります。
なので、左右逆に弓を引くことは失礼になると思います。


また、弓の場合は利き目がかなり大事です。
私は左が利き目なのですが、矯正して右目でも狙いをつけられるようになりました。

刀の場合

一般的に打刀は左腰に差します。
なので、抜刀は右手で行うのが普通です。
剣の持ち方は右が鍔元、左が柄です。
やはり、弓と同じように左利きの人でもこの持ち方を教えられます。

槍の場合

槍は刀を腰に差すこと前提として、柄が邪魔にならないように左前で操る場合が多いようです。
うちの流派は右前ですけど。
武道とか武術だと利き手がどちらかよりも実用的な理由が重視されるんですよね。

まとめ

歴史上の人物としては宮本武蔵斉藤一*1が左でも刀を使っていますね。
柔道でも意図的に左組みをする人がけっこういます。
合気道は左右両方の技を稽古します。
武道、武術という分野ではあえて左右を逆にすることで、アドバンテージを得るという考え方があります。
人間関係においても、あえて左利きなことで記憶に残してもらえるというアドバンテージもありますよね。
そもそも、利き手や利き目は訓練すればいくらでも変えることができます。
現に私は右利きですが、左手でも字を書けますし。

*1:っと思ったらフィクションだったのか・・・。